立ち止まるな!ビンボ虫!

貧乏タガメ。尊敬するブロガーさんたちの真似をして、FC2へ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

聞けなかったこと。


 いつも本屋さんでタダでもらってくる冊子、
 本の旅人


 書店では無料で配ってることが多いんざんすけど、
 置いてない店も多いので、
 これを毎月手に入れるのが、アタクシの数少ない楽しみ。

 近頃夢中になっている連載は「わたしが一番きれいだったとき」

 戦争を体験した女性たち、
 戦中戦後に、女性として一番イキイキと輝くはずだった時間を過ごした女性たちの、
 回顧録。

 どの話も、
 胸が痛い。


 生まれてくる時代は選べないのだから、
 私にはどうにもできないことなのだけれど、
 ただ、つくづく「戦争は二度と起こしてはいけない」と思う。

 平和のための軍隊、という言葉にも、
 どうしても違和感を感じてしまう。
 
 国を守るために全力で訓練をしている、各国の兵士の方には怒られそうだけれど。


 
 今回は、
 戦時中の、米兵によるレイプ体験を語った、
 数少ない女性の体験談が掲載されていた。

 現代でもそういう体験を公表するのは、とても勇気のいることだ。
 罪を犯していないのに、家族が恥ずかしい思いをしたり、
 結婚に支障があったり。




 戦後、
 これから復興に向けて頑張ろうという時期に、
 14歳だった女性は米兵にレイプされ、
 そして今でも、まだその傷は癒えないと言う。

 戦争は、
 あまりにも多くのものを奪いすぎた。

 戦地で、仲間が簡単にワニに食われていなくなっていくのを見ていた水木しげる先生も、
 極寒のロシアで抑留され、凍った地面に、死んだ仲間を埋めることもできなかった兵士も、
 もちろん地獄を見た。

 でも、
 女性も子供も、
 いろんな地獄を見たのだ。


 その地獄の中で、正しいこととは何か、
 人としてすべきことは何かを見失い、人を裏切り、傷つけ、奪い、殺してしまった。



 アタクシ、
 もう亡くなった祖父に、たまに心で問いかけることがある。

 戦争の体験談や武勇伝を長々と語ることはあったらしい祖父が、
 本当は、戦争をどう思っていたのか。


 戦地で重い怪我を負った祖父は、
 きっと政府から何がしかの手当てをもらっていたことだろう。

 それをどんな思いで受け取っていたのか。
 名誉の勲章だと、心から思えていたのだろうか。
 正しかったのだと、信じようとしていただろうか。


 おじいさん、
 あなたは、人を殺しましたか?


 子供や一般人に、乱暴をしましたか?

 現地の人のものを奪いましたか?

 女性を、悲しい目に遭わせましたか?

 あなたの友達は?
 上司は?
 戦友は?
 戦地で何をしましたか?


 聞けなかったことを、空に問いかける。

 
 普通の人々を狂気に駆り立て、
 民族や文化、言葉の違いで蔑み、
 大切なものを奪うことを平気にしてしまう。
 
 それが戦争。

 戦争に翻弄された祖父は、
 そのほかの多くの旧日本兵たちは、
 天国や地獄があるのなら、天国に召されただろうか・・・。
 
 神や仏は、
 許してくださるだろうか。


 
 病院で多くのチューブにつながれて、
 口からの食事もできず、
 返事もできず、
 自分の名前も忘れ、
 ベッドと多くの機械につながれて、身動きもせずにただ生きているお年寄りにも、
 心の中で問いかける。

 あなたは、戦争にいきましたか?
 あなたは、人を殺しましたか?
 あなたは、忘れたい思いを、いくつ抱えていますか?
 あなたは、虐げられ、大切なものを奪われた悲しい記憶を、お持ちですか?


 こんなに辛い思いをした人たちが復興させたはずの日本なのに、
 なんでこんなに殺伐とした世の中になっちゃったんでしょうね。

 辛い思いが多すぎて、
 反戦の思いを、子にきちんと伝えられなかったからだろうか。

 
 私は、戦争を知らない子供たちの、
 さらに子供だけれど、
 わが子に戦争の恐ろしさを、その狂気を、伝えることができるだろうか。

 スイッチ1つで、
 「目標を少々ずれました」の一言で、大勢の民間人が死んでしまう、この時代に。


 
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://oyabakada.blog121.fc2.com/tb.php/818-04df4e2b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。