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渡航移植への扉


 人が人の命を救うために、
 どこまでやっていいのか、
 私には分からない。

 神様が出てきて教えてくれることも、ない。



 だけど、
 いつも私は言っている。

 やっぱり、海外への臓器移植に頼る現状は、 
 正しくはない、と。


 日本では、
 子どもに臓器移植が必要になると、
 寄付を頼って海外で移植を受けるしかない。

 日本では、
 15歳以下の臓器移植が法で禁止されているから。


 渡航にはお金もかかるし、
 移動は大変。

 

 日本でダメだから海外でやろうというのは、
 おかしな話。

 日本の子どもの臓器は、可哀想だし倫理に反するから取れないが、
 よその国の臓器ならもらって帰国していいのかどうか。

 アメリカや他の国にだって、
 その国にも臓器移植を待つ子どもがいっぱいいるのに、
 なんで日本から来た子が移植を受けるのか。


 子を持つ母の気持ちは、
 もちろんよく分かる。

 「お宅の子はもう助からないから、臓器をください」と言われるのも、
 「臓器移植しないと死にますが、移植は日本ではきません」と言われるのも、
 
 どちらも、耐えられない。



 脳死と判定された子の母親が、
 インタビューに答えていた。

 「まだ暖かくて、心臓も動いているわが子を殺して、 
  臓器を出すなんて、親は耐えられない!!」


 ・・・すごく分かる。


 分かるけど、
 例えば、ある産院で、脳がないと分かっているわが子を、
 産んですぐ死ぬと分かっていても、
 堕胎しないで出産した方がいらした。

 脳が無くても、わが子はわが子。
 その手に抱いて、心臓が止まるまでの数分間抱くために、
 苦労して出産された。

 けれどもし、
 その子の臓器をもらいうけることができて、
 誰か他の赤ちゃんが助かるとしたら、どうなのだろうか。

 うちの子の臓器はうちの子の臓器、
 あげたくない気持ちは、痛いほど分かる。
 日本では、脳が存在しない子が生まれても、
 母の腕の中で、数分間の命を全うして、その体は冷たくなる。

 「もったいない」と言ったら、言葉は悪い。

 けれど、自分が産んだ子が、
 誰かの臓器をもらったら生きられるとなったら、
 誰もが必死になる。

 心臓に疾患があって、
 どなたか、助からない赤ちゃんの心臓をもらえば、元気に生きられるとしたら・・・


 明日はわが身。

 誰もが、
 輸血されたり、臓器移植を受けて命を得る可能性は、
 持っている。
 
 みんなそう。


 だから、
 国民全体に、どうするべきか意見を問い、
 早く子どもの臓器移植についても、
 民意に沿った適正なものにして欲しい。


 WHOが、「臓器移植はなるべく自国で」と通達を出したのは、
 もともと当たり前のこと。

 臓器移植や輸血を禁止している国があって、
 その国から大量の移植患者が日本に押し寄せたら、
 日本だって、身勝手さに気づくだろう。
 
 自国の患者を、やはり優先したい。

 「脳死以外でも、何でもかんでも子どもをドナーにはできません」
 なんて、四角四面な対応は、
 他の子を一人救えるかもしれない機会に目をつぶることになる。


 わが子の臓器をとられるのが、
 どんなにつらいかは分かってる。
 
 分かってるけど、
 それでも言いたい。

 臓器移植が受けられず死んで行った子の親の、
 「日本人をなぜ日本で助けられないんですか」
 という叫びを、
 ムダにできない。
 
 
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