立ち止まるな!ビンボ虫!

貧乏タガメ。尊敬するブロガーさんたちの真似をして、FC2へ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

正月早々の夢

 正月早々、
 初詣もできないし、厄払いにもいけない喪中のため、
 まあしょうがなくまた父の見舞いに行く。

 一応タマクローは孫なので、
 孫が見舞いに来れば気はまぎれるはず。


 片方の脳がやられているので、視界も半分しかないし、
 空間認識も片側しかできないらしい。
 目の前にあいうえお表があれば、「な行」くらいまでしか見えない。

 見えないし、存在を意識することも、想像することもできない。
「その続きがあるだろう」ということを考えられない。


 もともと眼圧も高い上に、脳がまだ朦朧とすることもあるので、
 目が疲れてテレビを見ることもできない。

 片側が完全に麻痺した体では、
 寝たまま本や新聞も見られない。

 ただずーっとベッドの上で過ごす一日は長かろうと、
 一応見舞いに言って、
 「びょーいんつまんない!」と言うタマクローをなだめる。



 ・・・。


 ほんとにキレイごと人間だな、と思いながらも、
 人間って、
 けっこう冷酷なことってできないものですよね。



 アタクシ、子供の頃いつも思っていました。

 もし父が倒れたら、枕元で
 「誰が世話してやってると思ってんだカス!」とか
 「誰のおかげで生きてると思ってんだ!」とか言いながら、
 虐待しながら介護してやろうと。

 いやー、嫌な目標。ヾ(@゜∇゜@)ノ


 

 それくらい、子供を追い詰めるほど陰湿だったんです。
 父の、子供への虐待は。



 虐待された人にしか分からないと思うけど、
 冗談で言うのとは違うんですよね。
 冗談で「誰が食わしてやってんだ」って言うのとは違う。

 怒りを制御できなくなった親の前で、
 子供はただ、恐怖に縮こまって、謝り続けるしかない。
 殴られても何をされても。


 虐待する親って、外面は良かったりするんですよね。

 でも家に帰ると豹変する。

 自分のプライドを保つためか、
 外でのストレスを発散するためか。


 誰のおかげで食えると思ってんだ。
 お前の着る服、お前の使ってる電気もトイレも、全部俺の金だ。
 俺のおかげで生きているんだ。
 お前はおれのおかげで生きているんだ!!
 

 そんなことを言われながら、
 凶暴化して手がつけられなくなる父。


 虐待が怖くて、
 父が疲れて寝るか、気分が変わるまで、押入れの奥の天井板を外し、
 天井裏に上って隠れてハリの上に座り、じっと石綿を見つめながら、

 いつもいつも、
 「いつか親が倒れたら、私がされたことをやり返すんだ」なんて思ってました。

 暗いわ・・・



 なのに、
 母親には意地が悪いだのうるさいだの陰口言われ、
 父にも感謝されるワケでもないけど、

 「孫もいるんだから、孫と遊べるようにリハビリしなきゃいかんな」 
 なんてしおらしいことも言う父のために、
 正月早々、タマクローを連れて行く。

 で、タマクローに、父はとてもいい人だと教える、嘘つきなアタクシ。



 どこまで偽善者なんだろう。
 どこまでキレイごと人間なんだろうと、イヤになる。

 見舞いに行っても何の得も無いし、
 そんな時間があったら、新しい住まいを探したり、
 やることはいっぱいあるのに、
 自分でもイヤになる。

 ヒドイことはなかなかできない。 
 見捨てることも、できない。 

 「病気なんかしやがって!
  面倒かけやがって!
  金がかかるから病院代は出さんぞ!」 とは、言えない。


 ワタシは言われて育ったのにね・・・


 そんな正月。
 
 

 父は自分が黒いゴミ袋に入れられて捨てられる夢を見たと
 怯えていた。

 そんな人を、
 見捨てたり苛めたりなんて、
 できないよなぁ・・・

 


 認知症のテストなどをすると、正解はスラスラ言える父だけど、
 それとはまた、別の話なんだろうね。

 人はいずれ、病気になったり老いる。
 誰の世話にもならず、
 思うように最期を迎えられる人なんて、そうそう居ない。

 そういうこと、
 父のような世代には、あまりリアルに考えずに育ったかも。


 何十年も続く介護問題だの、
 認知症の家族に振り回されたり、
 少子化で、1人で大勢の介護を背負って苦しむ人が、父の若い頃には
 多くなかったのかも。
 あまり問題として表面化するほど、高齢化じゃなかった。
 父の幼い頃なんて、戦後だもんね。

 


 
 いざ父が自宅に帰れる日が来たら、
 その時は、どう考えてもあちこち改装しないといけない。

 車椅子で入れる家にせねば。

 
 「金がかかることしやがって!」
 「誰のおかげで生きてると思ってんだ!」

 って、
 言ったりしないけどね、アタシは。

 腹立つな、と思いながら、
 あたしゃ、いつか介護を手伝うことになるんだろうか。

 こんなに暗い気分なのに
 厄払いも参拝もしちゃいけないなんて、
 50日くらい過ぎないと鳥居もくぐっちゃダメだなんて、
 日本の神さまは、けっこう潔癖症。

 切ない(T∇T )

 
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://oyabakada.blog121.fc2.com/tb.php/1084-1612b597
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。